2018/7/21

俗称:40・50肩について

こんにちは!院長の伊藤です!!
 
今日は俗に言う「40・50肩」について話したいと思います(^_-)-☆
 
まず、この状態の正式名称は「肩関節周囲炎」と言います!!色んな種類の炎症症状が混合しているものをこのように呼びます!!
病態として、炎症期硬結期③解氷期 といった感じで進んできます☆
しかし、難治性の事も多く、なかなか回復しにくく長引く症例が多いのも現実にあります!
それは肩の構造的な問題であったり環境的な問題であったり理由は多枝です( 一一)
そこで今回は肩関節周囲炎で一番多くみなさんが悩まされる「夜間痛」について話します(*'▽')
 
~夜間痛とは~
※読んで字のごとく、夜中や就寝時に痛みがあることです。睡眠障害になる可能性を大きくしてしまう厄介な症状です!
 
原因
①肩周りの筋肉の緊張
 三角筋僧帽筋といったアウターマッスルが過剰になりやすい
②肩関節の内圧が高い(関節内圧が陽圧でパンパン状態)
 肩の内圧は筋肉の緊張具合と大いに関係します。
    筋肉緊張=内圧(+)、筋肉弛緩=内圧(-)
    ※肩関節は吸盤と似ていて筋肉活動がない場合は陰圧にして関節窩に骨を吸い付ける。
③寝ている姿勢
 仰向け➡胸の筋肉が引き延ばされる(肩や肘の下にタオルなどを入れると良い)
  横向き➡三角筋僧帽筋棘下筋に負担がかかる(クッションなどを抱えると良い)
 
肩の痛みを楽にする運動
①使いすぎの筋肉を抑制+使えてない筋肉の促進
  抑制する筋:僧帽筋三角筋大胸筋
  促進する筋:前鋸筋広背筋
※緊張気味の筋肉をストレッチしたり、緊張している筋肉と反対側にある筋肉を鍛える
②腕グルグル体操
 Ⅰ、ワキの付け根を押さえる(なるべく後ろの方)
 Ⅱ、そのまま腕を前後に回す×5~10回(力を入れずに軽く)
※肩甲骨よりも肩関節自体を動かすようにする(大抵肩甲骨は正常に動いてるパターン多い)
③床押し体操(前鋸筋へのアプローチ)
 Ⅰ、四つん這いになる
 Ⅱ、指は真っすぐ、肘は完全に伸ばしワキを軽く締める
 Ⅲ、腰の力を抜き、そのまま床を押す(肩甲骨を背中から浮かせるイメージ)
 Ⅳ、背中を丸めるようにして押す力を緩める
 
 
だいぶ色んな筋肉の名前が出て来て混乱気味でしょうか?笑
このように肩には筋肉がたくさん関係していて肩の安定性は筋肉に依存していると言っても過言ではありません( ;∀;)なのでその筋肉をしっかりケアしてあげて下さい♪
ちなみに、肩の痛みは内臓などとも関りが強いので容易な判断はせず専門家に相談してみましょう(^^)/
 
三角筋
広背筋
棘上筋
僧帽筋
前鋸筋
棘下筋
大胸筋